おすすめのプロモーション
<写真:Khmer Times>
ASEAN+3 マクロ経済リサーチオフィス(AMRO)の報告書によると、2023年のカンボジア経済は堅調な国内活動によって段階的な回復が予想されている。
衣類産業の成長は米国とEUからの需要減少によって鈍化すると予想されるが、非衣類製造業は引き続き高い成長を見せる見込みである。
2023年のGDP成長率は5.3%から2024年には6.2%へと増加することが予想されている。
経済の明るい兆候の1つとして、2023年の消費者物価インフレの緩和が予測されており、これは世界的な石油と食品価格の緩和に起因する。
2023年の消費者物価指数(CPI)インフレは2.6%に低下すると予想され、これは2022年の5.3%から大幅な減少となる。
また、国の経常赤字は2023年に大幅に縮小すると予想され、貿易収支の改善を反映している。
特筆すべきは、経常赤字が2022年のGDPの25.7%から2021年の40.4%に著しく減少し、2023年上半期にはGDPの3.4%の黒字に転じたことである。
しかし、2023年全体での経常赤字はGDPの2.6%と予測されており、2024年には5.1%に拡大すると見られている。
しかし、カンボジア経済はいくつかの外部リスクと国内の脆弱性に直面しており、これには中国の経済回復の減速、米国の長引く高い利子率による世界経済の弱体化、世界的な石油価格の急騰などが含まれ、カンボジアの開放的でドル化された経済に悪影響を与える可能性がある。
これらの課題に対処するために財政空間の回復を政策の優先事項とすべきであり、パンデミック関連の刺激策の段階的な削減と反インフレ策が含まれる。
また、国立カンボジア銀行(NBC)による金融およびマクロプルーデンシャル政策措置の正常化へのアプローチは、漸進的かつ慎重であるべきである。
銀行および非銀行部門の監督の強化、市場状況に応じた準備金要件比率および資本保存バッファーの調整の柔軟性、さらには規制されていないシャドーバンキング活動の規制監督の強化が重要とされている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。