おすすめのプロモーション
<写真:Khmer Times>
世界銀行は1日に、カンボジアとフィリピンの2024年における国内総生産(GDP)が5.8%拡大すると予測し、2国を東南アジアで最も成長が速い発展途上国とした。
東アジアおよび太平洋地域の最新の経済更新において、同行はカンボジアについては5.5%、フィリピンについては5.6%という10月の成長予測を上方修正している。
また、ベトナムの予測を4.7%から5.5%に上方修正し、ASEANの8つの発展途上国メンバーの中で3番目に成長が速い経済とした。
一方で、中国の予測は5.1%から4.5%に、インドネシアは5.0%から4.9%に下方修正された。
その他のASEAN発展途上国においては、マレーシアが3.9%から4.3%に、ラオスが3.7%から4.0%に上方修正されている。
しかし、タイは3.4%から2.8%に、ミャンマーは3.0%から1.3%に下方修正された。
東アジアおよび太平洋地域の大きな発展途上経済の大半で一人当たりの生産出力がパンデミック前の水準を超えているが、地域全体での回復は不均一である。
インフレに関して、同行は商品価格の低下、供給制約の緩和、および国内需要の減速への対応として、地域全体で消費者価格が下がっているとした。
しかし、ラオスやミャンマーを含む一部の国ではインフレが頑固に高いままであり、これは米などの商品価格の高騰、輸入への高い依存、または急速な通貨の下落を反映している。
タイ、中国、カンボジアでは現在、マイナスインフレを経験している。
観光について、同行は予想より遅く不均一な回復を指摘し、これは部分的に中国や日本からの遅い回復を反映しているという。
中国元や日本円などの通貨がドルに対して下落しており、海外旅行費用にも影響を与えている可能性がある。
観光セクターは、地元および移民労働者の遅い復帰によって裏付けられた労働力不足に影響を受けている。
カンボジア、マレーシア、タイでは、特にシェフや上級マネージャーのような熟練した役割での人材不足が発生している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。