カンボジア人、67%が金融サービスを利用

カンボジア人、67%が金融サービスを利用
2024年04月11日(木)00時00分 公開
カンボジア人、67%が金融サービスを利用

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア国立銀行(NBC)のチア・セレイ総裁は、プノンペンで開催されたカンボジア銀行協会(ABC)のイベント「成長の30年・友情の30年」で、現在のカンボジア人の67%が正式な金融サービスを利用できる状態にあると述べた。

 

セレイ総裁は、UNCDFが実施したモバイルトラッカー調査の結果を参照し、カンボジアの正式な金融サービス利用者の割合が2015年の59%から2021年には67%に大幅に増加したことを明らかにした。

 

カンボジアは2025年までに利用率を70%にすることを目標としており、多くのカンボジア人がABCの金融システムの一部となることを目指している。

 

この目標を達成する鍵は、金融リテラシーの推進と消費者保護の確保にあり、NBCでは銀行システムの強固さ、回復力、持続可能性、そして公衆及び投資家の信頼を維持することが優先事項である。

 

セレイ総裁は、NBCが多くの省庁や開発パートナーと協力して金融リテラシー、特にデジタル金融リテラシー促進の取り組みを進めていることも強調している。

 

カンボジアの銀行システムは過去30年間で急速に発展し、回復力を維持し、堅調な経済活動に寄与してきた。

 

同時に銀行セクターの資産、信用、預金の増加は、公衆及び投資家がカンボジアの銀行システムと経済回復に対して抱く信頼を示している。

 

2023年のカンボジアの銀行総資産は840億3000万ドル(約12兆8410億円)に達し、国内総生産(GDP)の265%に相当する。

 

顧客への貸出は576億ドル(約8兆8020億円)で、GDPの180%に上る。また、銀行システムは総額479億ドル(約7兆3200億円)の預金を持つ380万の口座を有している。

 

 

 

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