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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア・レストラン協会(CRA)の調査結果によると、カンボジアのレストランで最も人気のある料理は西洋料理である。
同国ではレストランの52%が西洋料理を提供しており、次いで29%がアジア料理、14%がフュージョン料理、8.5%が地元のクメール料理を提供しているという。
地域別では、首都プノンペンが全レストランの82%を占めており、次いでシェムリアップ、シアヌークビル、バッタンバンが続いている。
また、ファーストフードは市場の25%を占めており、カジュアルダイニングとファインダイニングが33%、カフェやビストロが14%を占める。
コロナ禍後のホテル業界の課題についても調査が行われており、債務レベルの急増が指摘されている。
レストランの33%が財務的なストレスに直面しており、27%が債務の大幅な増加を経験しているという。
また、調査回答者の42%が財務管理に苦労していると述べ、54%しか資金調達に成功していないことが明らかになった。
また、レストランの急増も競争を激化させている。調査対象者の37%が競争の激化を感じており、83%のレストランが顧客の支出減少により収益が減少した。
観光客の減少も影響を及ぼしており、31%のレストランが収益の減少を経験している。
調査対象者の73%以上が5年以上の経営経験を持つ老舗であるが、それでも44%のレストランが収益の減少を報告しており、42%が月次収益の減少を経験している。
顧客の減少も深刻であり、42%が来店客の減少を報告した。
インフレや家賃、電気代、食料品のコスト増加もビジネスに影響を及ぼしており、27%のレストランが運営コストの大幅な増加を報告し、35%が中程度の増加を経験している。
66%のレストランが家賃の上昇を、64%が仕入れコストの増加を報告しており、利益率の低下を招いているという。
持続可能な包装材の利用については、86%のレストランがエコフレンドリーな取り組みを行っているが、コストと供給が課題となっている。
地域社会との連携も強く、60%が地元の取り組みに参加し、52.5%が地域社会からの支援を受けている。
将来の展望は厳しく、19.5%のレストランしか成長に自信を持っておらず、調査対象者の大半が事業の存続を懸念しており、56%が将来の投資計画を持っていない。
それでもレストランは競争の激しい市場で努力しており、68%が新メニューを導入し、64%がプロモーションを行っている。
同協会は政府の介入の必要性を強調しており、80%のレストランが税制面での支援、70%がマーケティング支援を希望している。
また、多くのレストランが5~10%の付加価値税(VAT)の引き下げを求めているという。
同協会のアルノー・ダーク会長は「レストラン業界は危機的な状況にある。我々の柔軟性と適応力にもかかわらず、現在の経済的な圧力は政府の支援なしでは持続不可能である。この調査は税制面や財政的な支援の必要性を強く示している」と述べている。
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