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<写真:Khmer Times>
カンボジア国立銀行(NBC)は、国内におけるドル化を抑制するため、各州でワークショップを開催している。
この取り組みを通じて、NBCは市民に対し、地元通貨の利用とデジタル決済手段の採用を促進し、リエルの流通を拡大するように呼びかけた。
リエルの利用促進とデジタル金融包摂を通じて、NBCは国内経済の強化と米ドルへの依存軽減を目指している。
30日にプレイヴェン州で開催されたワークショップで、NBC副総裁のイム・リート氏は、日常の取引にリエルを使用する重要性を強調し、デジタル決済のためのBakongプラットフォームの活用を市民に奨励した。
リート氏は「私は各省庁、機関、工場、企業、銀行および金融機関、特に一般市民に対し、リエルの使用を継続的に推進するように呼びかける。具体的には、支払い、商品の価格表示、リエルでの貯蓄、およびリエルの使用に有利な条件を提供することを含む」と述べた。
NBCによると、カンボジアの経済におけるドル化の割合は現在約85%に達している。
ドル化とは、米国通貨が法定通貨として広範に使用される現象を指し、1993年からカンボジアで大量の米ドル紙幣が導入されて以来、継続的な課題となっている。
この問題に対処するため、NBCは金融リテラシー向上キャンペーン、銀行サービスへのアクセス拡大、国内決済エコシステムの発展など、さまざまな取り組みを実施している。
リート氏によれば、リエルの為替レートは過去20年間にわたり1米ドルに対して約4050リエルで安定した状態にある。
NBCが2017年に日本国際協力機構(JICA)と共同で実施した調査によると、特に農村部での日常使用においてリエルの信頼性が向上しているという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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