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<写真:Khmer Times>
カンボジア公共事業運輸省のペン・ポネア大臣は乗客の需要増加に応えるため、カンボジア王立鉄道(RRC)に対して、先進的な安全設備への投資を通じて鉄道の近代化を加速し、持続可能かつ効率的な交通システムの構築に貢献するように要請した。
同大臣はプノンペンの鉄道駅で開催されたセルカードカスタマーセンターの開設式典で、鉄道セクターの成長を促進するためには、輸送効率の向上と安全設備の導入が重要であると述べた。
また、国民や民間企業にも、輸送コストを削減するためにカンボジアの鉄道貨物サービスや旅客サービスの利用を奨励するように呼びかけた。
現在、RRCはプノンペン・ポイペト線およびプノンペン・シアヌークビル線での旅客列車サービスの提供を進めており、日本から輸入されたディーゼル気動車「キハ183系」を使用する予定である。
このうち、プノンペン・シアヌークビル線では時速80km、プノンペン・ポイペト線では時速30〜50kmでの運行が計画されている。
RRCのモニー・リタ氏によれば、安全システムやブレーキ、空調、ドア、乗降ステップなどの機器のテストが完了し、現在は運行開始に向けた手続きが進められており、運行スケジュールは近日中に発表される見込みである。
鉄道網の近代化により、首都とシアヌークビルの海岸地域、タイとの国境を結ぶ路線の貨物と人の輸送が円滑化し、カンボジアの経済発展において重要な役割を果たすと見られている。
鉄道網の近代化によってプノンペンとシアヌークビルの海岸地域、タイとの国境を結ぶ路線の貨物と人の輸送が円滑化し、カンボジアの経済発展において重要な役割を果たすと見られている。
フン・マネット首相は既存の鉄道システムを高速鉄道にアップグレードし、近隣諸国との鉄道連結を推進する意向を表明しており、カンボジアの交通・物流マスタープランでは、鉄道開発計画は2023〜2027年の中期と2028〜2033年の長期の2段階で進められる予定である。
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