おすすめのプロモーション
<写真:Khmer Times>
中国が出資したカンボジアのシェムリアップ・アンコール国際空港(SAI)は、運営開始から1年で1万4000便以上のフライトを処理し、130万人の乗客を受け入れている。
この統計はSAIの開港1周年記念行事に際して公表されたものである。
式典に出席したカンボジア民間航空局のマオ・ハヴァンナル長官によると、SAIはカンボジアの民間航空産業の発展に寄与するだけではなく、経済成長や観光業の促進、さらには投資の誘致にも貢献している。
また、同長官はSAIが中国の「一帯一路」構想の下でカンボジアと中国の緊密な協力の成果であることを強調した。
この構想はカンボジアの経済や貿易、産業、観光、農業、交通・物流、文化、そして人と人との交流など、複数の重要分野における発展を加速させたという。
SAIはユネスコ世界遺産のアンコール遺跡公園を擁するシェムリアップ州が2035年までに750万人の国際観光客を迎えるという目標の達成に貢献することが期待されている。
SAIは中国雲南投資ホールディングス傘下のアンコール国際空港投資有限公司が出資したものである。
雲南投資ホールディングスの副会長であるリウ・ミンリン氏は、同空港の運営が初年度に順調であったことを報告するとともに、今後は文化観光や公園開発、航空物流、再生可能エネルギーなどの分野でのさらなる投資機会を模索すると付け加えた。
SAIは全長3600mの滑走路を備えるカンボジア最大の空港であり、アンコール遺跡公園への主要な玄関口となっている。
空港は700haの敷地を占め、アンコール遺跡公園から約40km、シェムリアップ州都から約50kmの場所に位置している。
SAIは世界中のほぼすべての航空機の着陸に対応可能な能力を有しており、今後は更に多くの便と乗客が同空港を利用することが期待される。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。