おすすめのプロモーション
<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア開発評議会(CDC)の発表によれば、2025年1月から9月までの特別経済区(SEZ)からの輸出額は59億ドルに達した。
この数値は、同国の輸出総額の6〜7割を占めており、SEZがカンボジア経済成長の中核を担っていることを示している。
現在、国内には58のSEZが設置されているが、実際に稼働しているのは32区にとどまる。
これらの稼働中のSEZには、計1021件の投資プロジェクトが集積しており、総投資額は129億ドル、雇用者数は23万人を超えている。
カンボジア投資委員会のスオン・ソパール副事務局長は、SEZの発展は政府による対外投資誘致政策の成果であると強調した。
自由貿易協定に基づく幅広い市場アクセス、戦略的な立地、投資優遇制度といった要素が、グローバル企業の進出を後押ししているという。
SEZにおいては、自動車用タイヤ、自転車、電子部品などの加工・製造が行われており、これが国内外への輸出を促進する要因となっている。
また、SEZの多くは国境付近や主要交通路に隣接しており、越境貿易や地域経済の連携強化にも大きく貢献している。
今後、政府は環境配慮型産業や高度技術分野への投資を促す新たなモデルのSEZ設置を計画しており、持続可能な経済発展に向けた基盤整備を一層推進していく構えである。
[© poste-kh.com 2016-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。