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<写真:Khmer Times>
プノンペンのマレーシア大使館とマレーシア外務省の協力により、カンボジアで発生した就職詐欺から救出された11人のマレーシア人が無事帰国した。
帰還した被害者らはプレアシアヌーク州で活動していた詐欺組織から保護された。
外務省の発表によると、1人は10月25日に帰国し、残りの10人はマレーシア航空とエアアジアを利用して11月1日に帰国した。
外務省はカンボジア当局の協力と支援に対し感謝の意を表し、マレーシア人が海外の就職詐欺に巻き込まれることが増加している現状を受けて、注意を呼びかけた。
渡航する際は就職オファーの正当性を確認し、移民規則を遵守するように勧告している。
マレーシアのシャハルディン・オン駐カンボジア大使によると、カンボジア移民警察が9月26日と10月9日に11人を拘束し、その中には女性4人が含まれていた。
救出された人々のうち6人は帰国の支援を求め、他の者はサラワク州の保健相を通じて家族が救助を依頼していたという。
大使館はシアヌークビルの移民収容センターを訪問し、被拘束者への領事支援を提供した。
両国間の協力により、カンボジアの現地当局は送還手続きの迅速化を承諾し、帰還が実現した。
内務省のチャウ・ブン・エン次官は、カンボジアとマレーシアの協力関係が堅固であることを強調するとともに「カンボジアでこのような問題に直面するマレーシア人は少ない」と述べた。
ブン・エン次官は、就職詐欺はカンボジアのみならず世界中で課題となっているとして、海外での就職を希望する人々に対し、慎重な情報確認と公式の手続きを経るようにメディアを通じて呼びかけた。
さらに「カンボジアは観光客や信頼できる投資家を必要としているが、現時点で外国人の求職者は必要としていない。我が国は自国民の雇用機会創出を目指している」と述べた。
オンラインマーケティングや暗号通貨関連の職業など、幅広い業界で詐欺が発生し、事前の費用を求める手口で被害者を誘い込むケースが増えている。
これらの問題を防ぐためには、意識啓発と政府の積極的な対策が引き続き重要である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。