カンボジア経済省、中国の融資停止報道を否定

カンボジア経済省、中国の融資停止報道を否定
2024年12月17日 00時00分 公開
カンボジア経済省、中国の融資停止報道を否定

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア経済財務省は中国政府がカンボジアへの融資を停止したとの報道を否定した。

 

同省の報道官であるミアス・ソクサン氏は15日、声明動画を公開し、報道が誤解を招くものであると主張している。

 

同氏はカンボジアと中国の関係が引き続き緊密であり、投資や協力、既存の各種協定を通じてさらに深まっていると強調した。

 

同氏は「現在、両国間では多くのプロジェクトが進行中であり、協力および無償資金協定の枠組み内での見直しや署名が必要である」と述べた。

 

また「中国が融資を停止したという報道は事実と異なる」と明確に否定した。

 

さらに、同氏は問題視されているプロジェクトについても言及し、それらは依然として実現可能性調査の段階にあり、経済的および社会的影響を評価している過程に過ぎないと説明した。

 

これらのプロジェクトは特定の合意に至るためのプロセスにあり、融資が受けられないと結論付けるのは時期尚早であると述べた。

 

加えて、カンボジアと中国の「特別な関係」を示す例として、最近のハイレベルな交流を挙げた。

 

上院議長であるフン・セン氏やプラック・ソコン外相、中国外相らの相互訪問を取り上げ、両国間の協力の重要性を改めて強調した。

 

フン・セン氏は12月初旬に中国を訪問し、習近平国家主席と会談を行った。

 

この際、習氏がカンボジアに贈呈したモロドク・テチョ国立競技場に対する感謝の意を示し、この施設が東南アジア競技大会(SEAゲーム)の成功を支えたと評価した。

 

また、フン・セン氏はカンボジア国内での円滑な指導者交代、新世代のリーダーによる政治的安定の維持、経済成長の推進、インフレ抑制、国民生活の向上といった成果についても報告した。

 

さらに、多くの中国人投資家がカンボジアへの投資機会を模索しており、フン・マネット首相を表敬訪問する動きが相次いでいることも明らかになった。

 

カンボジアと中国の強固な関係は、政治的および経済的分野を中心に今後もさらに発展していくことが期待されている。

 

 

 

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