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<写真:Khmer Times>
10月10日、中国政府はカンボジア政府に対して公共インフラ整備のための財政支援を強化し、両国間の貿易促進および中国人観光客の誘致を推進する意向を示した。
ウン・ポルンモニロット副首相兼経済財務大臣と、中国のワン・ウェンビン駐カンボジア大使がプノンペンで会談を行った際に発表された。
会談ではカンボジアのインフラ開発や投資環境の改善、観光促進に向けた金融支援について議論が交わされた。
両国は「運命共同体」構築を目指し、関連省庁との緊密な連携を維持しつつ、さらなる成果を上げることを確認した。
経済財務省のプレスリリースによると、ワン大使は両国間の「鋼の友情」と「ダイヤモンド協力」を基盤とする関係をさらに強化し、両国民の利益のために新たな成果を生み出す決意を再確認したという。
カンボジアと中国は2024年に外交関係樹立66周年を迎えることもあり、ポルンモニロット副首相は、この長い歴史に基づく友好関係がカンボジアの独立と主権を守り、経済社会発展に大きく寄与していることを強調した。
また、中国の迅速かつ的確な支援が特に橋梁や道路、灌漑、電力分野においてカンボジアのインフラ整備を大きく進展させたと感謝の意を表した。
さらに、新型コロナウイルスのパンデミック時における中国からのワクチン支援は、カンボジアが地域でいち早く回復するための戦略的な基盤となったとして、その重要性を改めて強調した。
カンボジア中国商業協会(CCCA)の創設者で名誉会長のベン・リ氏は、カンボジアのインフラ開発が投資家やビジネスマンにとって輸送コストを大幅に削減する効果があったと指摘している。
同氏によると、更なる貿易・投資促進のために貨物・コンテナ積み込みシステムの改善が必要であり、カンボジアを香港のような主要な物流拠点に位置づけるべきである。
同氏はフナン・テチョ運河や高速道路網が完成すれば、カンボジアはASEAN全体の重要な貨物集積拠点として変貌し、地域および世界の貿易ネットワークにおける同国の役割が一層強化されると期待を示した。
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