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<写真:Khmer Times>
10月4日、中国の湖北省がカンボジアのシェムリアップ州との観光、農業、天然資源探査分野における協力に関心を示していることが明らかになった。
同発表は、湖北省党委員会メンバーであり地理事務局副局長の侯晶立氏が率いる湖北省代表団と、シェムリアップ州副知事のディ・ラド氏との会談中に行われた。
シェムリアップ州政府の声明によると、湖北省とカンボジアは長年にわたる友好関係を築いてきたが、新型コロナウイルス感染症などの問題により、両地域の関係は一時的に困難に直面していた。
同声明では、湖北省がカンポット州でセメント工場に投資していることに言及するとともに、観光に潜在的な可能性を持つシェムリアップ州においては、観光、農業、天然資源探査分野での協力を目指していることを明らかにした。
侯氏によると、湖北省には30の技能を教える20の職業訓練校があり、その中には観光分野も含まれている。
また、湖北省は同州における農業分野での協力にも関心を持っており、特に、土壌の質の調査によりどの作物がどの種類の土壌に適しているかを研究することが可能であるという。
また、トンレサップ湖周辺に天然鉱物資源がある可能性を示唆して、その探査にも意欲を示した。
しかし、ディ・ラド氏は、シェムリアップ州には特筆すべき鉱物資源はないと述べた上で、同州の経済的潜在力は文化観光と自然観光と農業にあることを強調した。
さらに、中国側は湖北省が観光や農業においても潜在力を持っており、専門家を派遣してシェムリアップ州でのトレーニングを提供する計画を示したが、具体的な開始時期は未定である。
また、ラド氏によれば、2024年1月からの9か月間にシェムリアップ州を訪れた中国人観光客は5万人を超えたという。
さらに、中国は毎年カンボジアの学生に奨学金を提供しており、この協力関係は継続している。
カンボジアでは2024年内にプノンペンとプレアシアヌーク州において、国立観光職業訓練学校が正式に開校する予定である。
同校は、カンボジア政府の第7期立法府における「五角形戦略フェーズ1」および観光省の政策「BUILDプラス3Ds」に基づいて、観光分野の人材育成に貢献することが期待されている。
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