カンボジア経済は回復基調、主要産業の成長と貿易協定が後押し

カンボジア経済は回復基調、主要産業の成長と貿易協定が後押し
2024年12月18日 00時00分 公開
カンボジア経済は回復基調、主要産業の成長と貿易協定が後押し

<写真:Khmer Times>

 

2024年のカンボジア経済は不動産市場の低迷が続いたが、全体として堅調な成長が予測されている。

 

衣料品製造業や観光業の復調が主要な成長要因となり、政府や専門家は前向きな見通しを示している。

 

アウン・ポンモニロット経済財務相によると、2024年の経済成長率が2023年の5%から6%に上昇し、2025年には6.3%に達する可能性がある。

 

製造業全般の成長と観光業の回復が経済を支える柱となるという。

 

また、ポンモニロット氏は、2025年の国内総生産(GDP)が513億9000万ドルに達し、一人当たりGDPも2924ドルとなる見込みを明らかにした。

 

政府の試算によると、主要産業別の2025年の成長率は産業部門が8.6%、サービス部門が5.6%、農業部門が1.1%と予測される。

 

また、インフレ率は国内経済の勢いと国際的な価格安定を背景に2.5%に抑えられるとみられる。

 

一方で、世界銀行の予測によれば、2024年のカンボジア経済成長率は5.3%とされ、主に貿易や観光、海外直接投資(FDI)の回復が成長の推進力となる見通しである。

 

しかし、不動産市場の停滞が引き続き課題として挙げられる。

 

同市場では、2024年初頭から8月末までの開発プロジェクト承認額が前年比29.1%減の33億ドルにとどまり、住宅市場の調整や過剰供給がその背景にあると指摘されている。

 

カンボジア王立アカデミーのホン・ヴァナック国際経済部長によると、不動産市場は2025年以降に製造業や観光業、海外直接投資の成長が続けば回復の兆しが見られる可能性がある。

 

また、地域包括的経済連携(RCEP)やASEAN自由貿易協定(FTA)、カンボジア・中国FTA、カンボジア・韓国FTAなどの自由貿易協定が長期的な経済成長を後押しすると評価している。

 

ヴァナック氏は「これらの貿易協定により、カンボジアは約23億人という巨大市場へのアクセスを獲得しており、これが持続可能な成長を支える大きな要因となる」と強調した。

 

これにより、カンボジア経済は引き続き回復基調を維持し、中長期的な発展を遂げることが期待されている。

 

 

 

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