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<写真:Khmer Times>
カンボジア税関・消費税総局(GDCE)の最新統計によると、2024年における日本とカナダとの貿易が大幅に拡大し、両国はそれぞれカンボジアの主要貿易相手国として第5位と第6位に位置づけられる見通しである。
2024年は前年と比較して貿易総額や輸出入の伸びが顕著であり、今後のさらなる成長が期待される。
2024年1月から11月の期間、カンボジアと日本の貿易総額は19億4900万ドルを記録し、前年同期比で約19%増加した。
輸出額は12億7200万ドルで、19%以上の伸びを示している。一方、日本からの輸入額は6億7741万ドルで、18%以上の増加となった。
カンボジアから日本への主要な輸出品目には、衣料品、バッグ、靴、家具、革製品、化粧品、紙製品および事務用品が挙げられる。
一方、日本からの輸入品目には、自動車、機械・電子機器、家具、繊維製品、プラスチック製品が含まれる。
また、カンボジア商業省(MoC)によると、2024年には日本企業の投資が活発化し、1月から11月の間に88社の日本企業がカンボジアで新規事業を登録した。
この数字は前年同期比で20%以上の増加となっており、両国間の経済関係が一層強化されている。
カンボジアとカナダの貿易も順調に拡大している。2024年1月から11月の貿易総額は10億6300万ドルで、前年同期比で27%増加した。
カンボジアからカナダへの輸出額は10億1100万ドルで30%以上の伸びを示した一方、カナダからの輸入額は5207万ドルで15%減少した。
輸出品目では、衣料品、履物、バッグ、自転車が主要項目であり、貿易総額の95%以上を占めている。
これにより、カンボジア製品がカナダ市場でますます需要を高めていることが明らかとなった。
カンボジア、日本、カナダ間の貿易や投資をさらに促進するため、外交的および経済的な取り組みが進行中である。
2024年10月に開催されたASEAN首脳会議では、カナダのジャスティン・トルドー首相がカンボジアのフン・マネット首相に対し、カンボジアに大使館を新設する意向を伝えた。
この動きは、両国間の貿易・投資や外交関係を強化する狙いがある。
さらに、カンボジア商工会議所(CCC)は2022年5月にカナダ・トロントに代表事務所を設立し、カンボジア製品のプロモーションやカナダからの投資誘致を目的とした活動を展開している。
2024年に見られる貿易拡大の勢いは、2025年以降も持続すると期待されている。
特に日本とカナダとの経済関係のさらなる強化は、カンボジアの経済成長を支える重要な要素となる。
カンボジア政府と両国の協力を通じて、新たなビジネス機会や経済的な結びつきが生まれることが期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。