おすすめのプロモーション
<写真:Khmer Times>
カンボジアは2024年にマラリアとの戦いで大きな成果を収めており、国立寄生虫病・昆虫病・マラリア管理センター(CNM)のフイ・レコル所長によると、同年のマラリア感染件数は355件にとどまり、前年の1384件から74%もの減少を記録した。
さらに、2018年以降、国内でマラリアによる死亡者が報告されていないことが強調されている。
この進展はカンボジアが2011年から進めている「国家マラリア撲滅戦略」によるものであり、2025年末までに国内でのマラリア感染をゼロにすることを目標としている。
同戦略は地域および国際的なマラリア対策の取り組みに合致したものであり、着実にその成果を上げているという。
国家マラリア撲滅戦略が導入される以前、カンボジアでは年間約13万件の感染が報告され、そのうち700~800人が死亡していた。
フイ所長によると、感染件数の劇的な減少は保健省やCNMの取り組みの賜物である。
特にマラリア多発地域の住民への啓発活動や予防策の普及が鍵となっている。
モンドルキリ州センモノロム市やプサット州プノムクラバン地区など、リスクの高い地域ではワクチン接種や蚊帳の提供が進められている。
これが感染リスクの低減に大きく寄与しているという。
マラリア撲滅の成功には検査機器や薬剤の充実、蚊帳の提供、国際的な支援が大きく貢献している。
フイ所長は「毎年感染件数はほぼ100%に近い割合で減少している」と述べ、2025年にカンボジア全土でマラリアを完全に根絶することに自信を示した。
これにより、カンボジアはアジアにおけるマラリア撲滅の成功例として、他国の模範となることが期待される。
[© poste-kh.com 2016-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。