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<写真:Khmer Times>
格付け会社S&Pグローバル・レーティングは、アジア太平洋地域の一部でカジノの粗収益(GGR)が新型コロナウイルス流行前の水準に回復している一方、カンボジアにおいては依然として回復が遅れており、近い将来に同水準を超える見通しは立っていないとの分析を明らかにした。
同社はその主因として、カンボジアのカジノ業界における「ジャンケット」の廃止を挙げている。
ジャンケットとは、裕福な顧客をカジノに紹介し、手数料収入を得る業者であり、かつては業界の収益を支える存在であった。
カンボジア政府はギャンブル産業の健全化を目的として、商業ギャンブル管理委員会(CGMC)を通じ、ライセンスを取得した13のカジノ施設に監視事務所を設置するなど、規制の強化を進めている。
CGMCの最新データによれば、現在カンボジア国内で営業許可を受けているカジノは195件にのぼる。
このうち15件は許可の有効期限が切れ、1件は取り消され、さらに1件は営業停止処分を受けている。
こうした規制強化の一方で、2024年のカジノおよびチャンスゲーム運営者からの税収は6310万ドルに達し、前年同期比で85%の増加を記録した。
業界関係者の間では、透明性の向上と税務管理の徹底が税収増に寄与したとの見方が広がっている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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