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<写真:Khmer Times>
ベトナム・カンボジア国境に位置し戦略的拠点とされるタイニン省のモックバイ国際経済区が、停滞から脱却し新たな発展段階へ進もうとしている。
省当局は中央政府に対し、同区を現代的な経済・物流拠点へ変革するための特別政策導入を要請した。
モックバイは南部最大の陸路国境ゲートであり、南部経済回廊とアジア横断ハイウェー上に位置する。
約20年前の設立当初は国境地域の経済モデルとして構想されたが、2015年の税優遇措置廃止や投資誘致策の不十分さから、計画面積1797haのうち実際に利用されているのは約15%にとどまる。
インフラ整備も遅れ、国家予算からの投入額は約3900万ドルに過ぎない。
一方、カンボジア側では隣接経済区で積極的な優遇策を展開し、中国、韓国、シンガポール、タイなどから投資を獲得しており、競争圧力が高まっている。
2025年3月時点で、モックバイは外国投資案件26件、国内34件を含む計60件を誘致し、登録資本金は約3億3400万ドルと4億7078万ドルに達している。
省当局の提案では、革新拠点や高級観光、統合型娯楽施設、都市サービスなどの分野で財務力と実績を有する戦略的投資家を優遇し、5年以内の資金投入や土地収用・補償、住民移転への資金負担を義務付ける。
また、500ha未満で都市計画の基本方針を大きく変更しない案件については、省人民委員会主席の裁量で計画変更を認める分権化も盛り込んだ。
新方針は持続可能で革新的な開発モデルへの転換を掲げ、モックバイを南部経済圏とメコン地域を結ぶ統合拠点とすることを目指している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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