不法滞在の疑いで290人拘束、人種差別デモで取締り強化

不法滞在の疑いで290人拘束、人種差別デモで取締り強化
2025年10月08日(水)00時00分 公開
不法滞在の疑いで290人拘束、人種差別デモで取締り強化

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジア国家警察は6日、プレアシアヌーク州において、パキスタン、バングラデシュ、ネパール出身の計290人を不法滞在および不法就労の容疑で拘束した。

 

捜査は国家警察のサー・テット総局長の指示の下、同州の警察および軍警、地方当局、検察が連携して実施した。

 

拘束された内訳は、パキスタン人が216人、バングラデシュ人が68人、ネパール人が6人である。

 

数日前にも、同様の容疑でバングラデシュ人およびパキスタン人計約58人が拘束されており、同州では不法滞在・労働に対する取り締まりが強化されている。

 

今回の大規模な捜査の背景には、4日にプレアシアヌーク州シアヌークビルで発生した騒動がある。

 

事件では中国人労働者による人種差別的発言に抗議する形で、パキスタン人やバングラデシュ人らが集団で騒ぎを起こし、現場には警察が出動して混乱の沈静化にあたった。

 

当局は拘束された外国人に対し、引き続き調査を行い、関係法令に基づいて適切な措置を講じる方針を示している。

 

 

 

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