交通事故死者が8％減、バイク運転者が大半で831人

＜写真：khmertimeskh.com＞

2025年1月から9月までのカンボジアにおける交通事故による死者数は1062人となり、前年同期比で8％の減少を記録したことが国家警察の最新報告により明らかとなった。

報告によれば、死亡者のうち78％にあたる831人がバイクの運転者であり、その中でも61％がヘルメットを着用していなかったことが判明している。

また、交通事故による負傷者数は2256人で、前年同期の2962人から24％の減少となった。交通事故の発生件数も1641件と、前年同期比で26％減少している。

運輸公共事業省の報道官であるファン・リム氏は、交通事故の主な原因として、速度超過、交通規則の無視、優先道路の無視、不注意な右左折、無謀な追い越し、飲酒運転、さらには居眠り運転などを挙げた。

同氏はまた「カンボジアでは、交通事故により1日平均約4人が命を落としている」と述べ、状況の深刻さを強調した。

国連開発計画（UNDP）と国家道路安全委員会の共同報告によると、交通事故はカンボジアにおいて依然として主要な死因および負傷原因であり、年間に約4億6600万ドルの経済損失をもたらしている。

交通安全の改善が急務であるとの認識が広がっている。

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