アンコール・ワット、掘りに浮かぶポリエチレン製仮設橋が大人気

アンコール・ワット、掘りに浮かぶポリエチレン製仮設橋が大人気
2017年09月08日 00時00分 公開
アンコール・ワット、掘りに浮かぶポリエチレン製仮設橋が大人気


アンコール・ワットの堀を渡るための石橋の修復工事に伴い、5月に代替的に設置されたポリエチレン製エアバックの橋が、遺産を訪れる観光客の人気を集めているという。

プロの写真家、ローン・リュ氏は、「多くの観光客が仮設橋からのアンコール・ワットを見たいと思っている。おそらく、堀に浮かぶポリエチレン製の仮設橋が目新しく、その上に立って写真を取ることに興奮すらしている。」と語った。

アンコール・ワット遺跡を管理する政府機関であるアプサラ・オーソリティ(Apsara Authority)は、日本の上智大学と協力してこの仮設橋を設置し、観光客が史跡に渡れるようにした。

アプサラ・オーソリティのテクニカル・サポート部門の責任者、キム・レング氏は、ポリエチレン製のエアバッグで作られたこの橋は、20年もの耐久性を持ち、観光客が写真を撮り、遺跡を鑑賞するために設置されたと語った。

仮設橋の総面積は1,874平方メートルで、1平方メートルあたり272キログラムまで耐えられるという。

「1人あたりの体重を80kgと仮定すると、6,371人が同時に乗っても大丈夫な計算だ。」とキム氏は語った。

仮設橋は修復工事中の石橋、"Spean Herl"の南に位置しており、石橋の修復は現在、第2段階に入っている。


この堀に浮かぶ目新しい仮設橋は、子供達にとっても魅力的なものとなっている。

アプサラ・オーソリティの広報担当者のコサル氏は、アンコール・ワットを訪れる観光客の数は、石橋の修復工事にもかかわらず、変わっていないと述べた。

「特に地元の観光客の中には、堀に浮かぶ仮設橋を目当てにアンコール・ワットを訪れるものもいる。今やこの仮設橋はより多くの観光客を誘致するための一つのツールとなっている。」とコサル氏は語った。

190mに渡る石橋は、2007年に修復工事の第一段階が完了しており、5月に開始された第二段階は完了までに4年を予定している。


アンコール・ワット遺跡群の入場チケットの値上げに伴い、今年上半期には2016年の同期間と比較して収入が急増した。

アンコール・エンタープライズの報告によると、チケットによる収入は2017年上半期に5200万ドル、前年同期と比べて67%の増加となっており、観光客数も13%増加したという。

今年2月には、外国人観光客向けの入場チケット価格が、1日パスポートが20ドルから37ドルに、3日パスポートが40ドルから60ドルに、1週間パスポートは60ドルから70ドルに値上がりし、それぞれのチケット価格のうち2ドルがカンタボパ子ども病院に寄付される。

5月には、アンコール・ワット遺跡群は、トリップアドバイザーの2017年トラベラーズチョイス賞に、世界一の歴史的建造物として選出された。インドのタージ・マハルやペルーのマチュピチュ、バチカン市のサン・ピエトロ大聖堂などに勝利を収めた。

カンボジアのアジア太平洋旅行協会のシナン会長は、この賞は外国人観光客を新たに引き付けるのに役立つだろうと語った。

「カンボジアを世界に広めるよい機会だ。」と同氏は語った。

http://www.khmertimeskh.com/


【女性にオススメ!ノンF SPナノクリームを使ったオイルマッサージ】

M︎r. Moon Massage & Therapy
詳細はこちら>>
[© poste-kh.com 2016-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
Line Banner

ホットニュース

Choose Classified categories