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日本政府はメコン川における灌漑システム改善を支援し続けると表明した。今回のプロジェクトで日本政府は、カンボジアとラオス、ベトナムに対し合計140万ドル(約1.5億円)を支援するという。
プロジェクトを実施するメコン川委員会(MRC=Mekong River Commission)は今回の日本政府による支援を、9日に開かれたカンボジア農林水産省とMRCのCEOであるTuan Phan氏の会談の中で発表した。
今回発表された声明では、日本がカンボジアにおける漁業の活性化と農地の使用状況の監視、MRCのデータ管理機能向上、持続可能な地下水の使用、農作物の生産方法の管理について支援することが確認された。
Tuan Phan氏は日本政府による支援で灌漑システムがより効率が良くなることで、環境問題の改善や住民生活が快適になることが期待されると語った。
同氏は「日本政府からの支援はMRCが灌漑システムを効率化し、生活水準を向上させることに結びつくだろう」と続けた。
カンボジアの土地問題解決の担当機関のHidefumi Murashita氏は「灌漑システムの機能向上を通じて貧困を減少させることはカンボジアの発展のために必要なことだ」と語った。
Murashita氏は「我々は農業が貧困を減らす上で非常に大切だと認識しているためMRCを支援し続ける」と続けた。
日本政府はMRCが活動をする上での長年のパートナーだ。
2001年以来、日本政府はMRCの様々な活動に計1300万ドル(約14億円)を投じて援助してきた。支援内容は洪水や干ばつの対策や灌漑農業、安全航行、気候変動、環境管理が含まれている。
11日、MRCの局長は声明の中でカンボジア王国は今回のプロジェクトで大きな恩恵を受けることになるだろうと述べた。
同局長は「カンボジア王国は将来的により能率的に土地を使用することができるようになるだろう。変動する気候に合わせて柔軟に農地を利用できるようになれば、生産性も上がるだろう」と続けた。
出典:KhmerTimes
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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