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9日、カンボジア水資源省は声明で、国内7つの州で今週再び洪水が発生する恐れがあるとして国民に警告した。
声明によると、今週一週間、ウドンメンチェイ州、シアヌークビル州、コンポントム州、バンテイメンチェイ州、バッタンバン州、ポーサット州、コンポンチュナン州で洪水の発生が予想されているという。
水資源省は「これらの州では豪雨による洪水が発生することが予想されている。また、メコン川も氾濫する可能性がある」と述べた。
9日の時点で、ストゥントレン州、コンポンチャム州におけるメコン川の水位はようやく低くなり始めているという。
同省は「メコン川の水位は9.55メートルに達し、もうすぐ危険ゾーンの10.70メートルに到達してしまう。また、クラチエ州におけるメコン川の水位は上昇し続けており、警戒が必要だ。現在、クラチエ州ではメコン川の水位は20.79メートル、コンポンチャム州では水位が14.83メートルだ」と述べた。
コンポンチャム州のメコン川流域に住む家族が、河川の水が堤防から溢れ、洪水の被害に遭うことが懸念されているという。
これらの豪雨による被害を懸念し、カンボジア政府は、メコン川流域に住む人々に安全に暮らすことができるように援助隊を結成した。
9日、コンポンチャム州のKuoch Chamroeun知事は、豪雨により洪水が発生して堤防が決壊することが懸念されているため、各管理当局に前もって対応を行うように呼びかけていると述べた。
同知事は「村人や各管理当局は何か良い方策があれば知らせてほしい。我々は住民が安全に暮らせる方法を模索している最中だ」と語った。
カンボジア国家災害対策委員会(=National Committee for Disaster Management)は昨今の洪水で30人が死亡したと述べた。
国家災害対策委員会によると、コンポンチャム州で14人、プレイベン州で10人、クラチエ州で3人、ストゥントレン州で2人、トボンクムン州で1人が洪水で死亡したという。
また、国家災害対策委員会の報告では、3000ヘクタール近くの土地が壊滅的被害を、9000ヘクタール以上の土地が被害を受け、また、8000人以上の住民が避難生活を余儀なくされ、計9万人が被害を受けたと報告されている。
先週、保健省は洪水被害に遭った住民に対し、病気の発症を防ぐためにガイドラインを発表した。
同省は、洪水被害に遭った人々がデング熱やその他病気にかかることを懸念している。
出典:KhmerTimes
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