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10日、カンボジア国家災害対策委員会(=National Committee for Disaster Management)は、今年8ヶ月間で災害による死者数が138人に上ると発表した。
NCDMによると、今年はすでに5万人以上が避難生活を余儀なくさせられているという。
10日、NCDMのNhim Vanda副代表は、国民に対し今後も洪水や強風、落雷に注意するように呼びかけた。
NCDMは報告書で「9月から10月8日までの間、再び嵐や洪水が発生する可能性が大いにある。現在、我々は今後起こりうる天候状態を見ている」と述べた。
報告書によると、88人が落雷、44人が洪水、6人が強風で亡くなったという。
2017年には、計105人が落雷や嵐、洪水で亡くなり、そのうち少なくとも70人は自宅か避難場所を木の下で探しているときに死亡したとみられている。
先月、フン・セン首相は省庁に自然災害による被害を抑制、洪水などの自然災害から国民を守ることを最優先に行動するように促した。
首相は農林省に対し、農作物の被害に遭った農家に対し、種を与えて支援するように要請した。
先週、保健省は洪水被害に遭った国民に対し、病気の発症を防ぐためにガイドラインを発表した。
発表されたガイドラインでは、火の通った料理を食べる、清潔な水を飲む、定期的に石鹸で手などを洗うように勧められている。
Mam Bunheng保健大臣は「ガイドラインに従い病気の感染を防いでほしい。もし既に何らかの病気の症状が出ている場合は、ただちに近くの病院で受診してほしい」と語った。
10日、カンボジア赤十字社のUy Sam Ath代表は、援助は最も症状がひどい人から優先して行っている。
Ath氏によると、米や衣類、薬、蚊帳が避難生活を送っている国民に配布されたという。
同氏は、カンボジア赤十字社はこれまでシアヌークビル州、ポーサット州、ウドンメンチェイ州など被害が甚大であった場所に支援物資を届けるのに苦労してきたと述べた。
Ath氏は、NGO団体や省庁の職員、また民間企業はぜひ自然災害に遭った人々の支援に力を貸してほしいと述べた。
また、同氏は「カンボジア赤十字社は災害被害者のことを見捨てはせず、今後も支援を続けていく」と続けた。
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