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カンボジア交通警察は来月以降、道路の安全性向上の為に運転免許証を保有していないドライバーの取り締まりを開始するという。
20日、国道安全委員会は声明で、国家警察に国道1号線と国道6号線を走る全てのバイクドライバーに運転免許証の提示を求めるように要請したと述べた。取り締まりは2ヶ月間続くという。
23日、交通警察のRoth Veasna代表は今回の取り締まりで国民が危険運転をやめ、また免許証を携帯するするように促せれば良いと思うと述べた。
同代表は「我々は取り締まりの詳細を公表してから実施する。取り締まりの目的はドライバーを引き止めて罰金を科すことではなく、ドライバーに運転中に注意を払うように、また免許証を携帯するように促すことだ」と語った。
また、同代表は「もし車の運転手が免許不携帯の場合は100ドル(約1万1000円)の罰金、トラックの運転手には200ドル(約2万2000円)の罰金が科されることになり、これは今後免許証を携帯するようにを促すことができるだろう」と続けた。
多くのドライバーは免許証を携帯していない。免許証を持たないドライバーの言い分は免許証を落として無くしてしまうことを恐れているというものだ。
交通警察のVeasna代表は、法律上免許証の携帯が義務づけられている125CC以上のバイクに乗るドライバーの多くも免許証を携帯していないと述べた。
Veasna氏は「免許証を持たずに運転することは運転の仕方を知らずに走っていることを意味している」と語った。
23日、公道安全機関のEar Charya代表は今回の取り締まりに歓迎の意を表し、交通事故減少につながることを期待していると述べた。
Charya代表はドライバーが運転免許を所持することは世界各国共通のことで、免許はドライバーに運転する能力があることを証明するものであるので、今回の取り締まりは良い施策だと述べた。
同代表はスピード違反や飲酒運転の抑止につながることを期待している。ただ、取り締まりが公明正大に実施されるかどうか注視しなくてはならないと述べた。
Charya代表は「警察は全てのドライバーを確認し、車が高級車であろうとなかろうと公明正大に取り締まりを実行するべきだ。賄賂による問題解決が行われないように注意しなくてはならない」と語った。
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