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<Oeuth Ang被告が警察官に引き連れられて裁判所へ向かう様子(KT/Siv Channaより)>
24日、最高裁判所は下級裁判所の判決を支持し、2016年に政治評論家のケム・レイ氏を殺害したOeuth Ang被告に終身刑を言い渡した。
Chuob Samlapの名前でも知られるAng被告は、2017年3月、レイ氏を銃で殺害したとしてプノンペン地方裁判所で終身刑の判決を受けた。
2018年、Ang被告は控訴裁判所に控訴をしたが、裁判所は地方裁判所の判決を支持していた。
24日、最高裁判所のSoeung Panhavuth裁判長はAng被告の控訴を退け、終身刑を言い渡したという。
Panhavuth裁判長は「最高裁判所はAng被告は被害者を殺害したと証言しているため、控訴を退けた。控訴裁判所の判決は正しかったと判断し、支持した」と述べた。
同裁判長はAng被告が既に殺害したことを認めているため、減刑する必要はないと主張した。
判決後、Ang被告はコメントを発表していない。
Ang被告の弁護人を務めたIm Mach氏は、被告は罪を自白したため、最高裁判所は被告の訴えを受け入れるべきだったと述べた。
同弁護士は「被告は自白したのにも関わらず、終身刑は罪が重すぎる」と主張した。
プノンペン地方裁判所で、Ang被告は3000ドル(約33万円)のを貸し付けていたが返済が滞ったことによりレイ氏を殺害したことを認めた。レイ氏の家族は借金はなかったと主張している。
レイ氏は2016年に殺害される以前、政府を公然と批判する政治評論家だった。
国連難民高等弁務官事務所から難民認定をされ、現在レイ氏の妻のBou Rachanaさんと5人の子どもはオーストラリアで暮らしている。
26日、カンボジア人権促進保護連盟(Licadho)のAm Sam Ath氏は、カンボジアの司法システムはレイ氏の家族に対し公正ではないと主張した。
同氏は「最高裁判所がChuob Samlap(Ang被告)に対し終身刑を言い渡したが、殺害に関わった全員が訴えられた訳ではない。Chuob Samlapが1人で犯行を行ったとは誰も考えていない」と話した。
出典:KHMER TIMES
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