バッタンバン州で銃弾入ったケース54個見つかる

バッタンバン州で銃弾入ったケース54個見つかる
2019年08月07日 00時00分 公開
バッタンバン州で銃弾入ったケース54個見つかる

<地区警察によると、さらに複数の銃弾が地下から発見される可能性があるという(写真提供: CMAC)>

 

4日、バタンバン州Phnom Proek地区で農家を営む住民が、カンボジアとタイの国境近くに埋まった銃弾が入ったケース54個を発見した。

 

5日、地区警察のSareth Viseth署長は、午後12時頃、Pich ChendaコミューンのO村で発見された銃弾は、内戦によって残されたものだと語った。

 

同氏によると、機関銃とアサルトライフルの銃弾も同時に発見されており、地面にはまだ銃弾などが埋まっている可能性があると述べた。

 

「銃弾が発見された場所はカンボジアとタイの国境沿いに位置しているため、おそらく内戦期間中に埋められたものであることが調査の結果明らかになった。発見された銃弾のほとんどは破損していたが、一部はまだ使用できる状態だった」とViseth署長は述べた。

 

同氏は、今回発見されたケースにはAK-47の銃弾が約700発、RPK軽機関銃の銃弾が約300発、12.7mmの銃弾が約100発が入っていたことを明らかにした。

 

「カンボジア地雷対策センター(CMAC)の専門家が、今回の銃弾発見について指揮をとり、発見場所周辺に警告標識を立てた」とViseth署長は語った。

 

先月、カンボジア地雷対策センターが発表した報告書によると、今年上半期の地雷による死傷者数は昨年同比で100%増加したという。

 

「前年同時期の地雷による死亡者数は7人であったが、今年は11人が死亡している。昨年の負傷者数は17人で、手足を切断した人は7人であったが、今年は負傷者数が39人になり、12人が手足を損傷した。」と報告された。

 

 

また、CMACが発行した報告書では、昨年、約90平方kmの敷地から約4万5500発の不発弾と地雷が発掘され、除去されたという。カンボジアは2025年までに地雷完全除去を目標としている。

 

出典:Khmer Times

 

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