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<男性がプノンペンのガソリンスタンドで代金を支払う様子(KT/Siv Channa)>
プレアシアヌク特別市の石油精製プラント建設は、当初、今年中の稼働を予定していたが正式に2021年まで延期されることが発表された。
石油精製プラントに投資しているCambodian Petrochemical社(CPC)の責任者であるHann Khieng氏は、建設は2017年の起工以来、全体の20%が完成済みで、建設プロセスの第1段階に達したと語った。
「天候が悪く、建設に遅れが生じている。また施設の基準を格上げする事が決定したため、新たな設計に時間を要している」とKhieng氏は語った。
「工事の約20%が完了し、石油精製プラントの第1段階は、あくまでも現時点では2021年完了の見込みだ」と同氏は付け加え、建設がいつ再開されるかについて言及した。
石油精製プラントの第1段階は、プレアシアヌク特別市の390ヘクタール以上の土地に、約6億2000万ドル(約670億円)の費用をかけて建設される見込みだ。
同施設は、Cambodian Petrochemica社と中国のCNPC Northeast Refining and Chemical Engineering社との合弁事業だ。
石油精製プラントは当初2019年に操業する予定で、同社がカンボジアで石油を精製できるまでは中東から石油を輸入する予定だった。
Khieng氏によると、プロジェクトの第1段階では遅れがあったものの、追加投資は行われていないという。
しかし、Khieng氏は、シンガポールに本社を構えるKrisEnergy社の代表者と原油取引について協議を行ったと述べた。
「当社はKrisEnergy社と協議したが、製油所の原油に関しては合意に達していない」とKhieng氏は述べた。
独立した石油・ガス会社であるKrisEnergy社はアプサラ油田の開発を監督しており、同社は今年末または来年末までに石油を掘り出すことが期待されている。
鉱工・エネルギー省のデータによると、カンボジアは昨年、2017年比10%増の250万トンの石油製品を消費した。カンボジアは、シンガポール、タイ、ベトナムから石油製品を輸入した。
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