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<写真:Khmer Times>
ホーチミン市の裁判所は23日、カンボジアからベトナムに違法薬物を19回に渡り密輸したとして、ベトナム人女性Nguyen Thanh Ngoc容疑者(29)の上告を廃却し、死刑判決を下した。
裁判所文書によると、昨年2月27日、ベトナム・ロンアン省のMy Quy Tay国境ゲートでNgoc容疑者がカンボジアからベトナムにスクーターで入国する際、スクーターの中から合成麻薬1.5キロ以上、ケタミン997.32グラム、メタンフェタミン約2キロが発見されたという。
供述によると、ホーチミン市ビンタン区に住む Duong Ngoc Huynh Nhuさん(33)が容疑者に対して500万ドン(約2万5000円)を支払い、カンボジア・スバイリエン州からベトナムロンアン省へ薬物を運び、ホーチミン市・フーニャン区に住むLe Hoang Vuさん(41)に手渡すよう言われたと供述している。
Ngoc容疑者はVuさんへ薬物を手渡す前にMy Quy Tay国境ゲートで逮捕された。
また、ロンアン省に住む女性によると、Ngoc容疑者は2018年から逮捕されるまで19回に渡り、Nhuさんに依頼されてカンボジアからベトナムへ薬物の運送を手伝っていたという。Ngoc容疑者は総額1億8200万ドン(約91万円)を支払っていたとみられている。
Ngoc容疑者は、報酬は全て個人的な費用や借金返済のために費やしたと供述している。
7月10日、ロンアン省の地方人民裁判所は違法薬物を運送したとして死刑判決を下していた。
その後、Ngoc容疑者は、すべての容疑を認めているものの、減刑を求めて上訴していた。
しかし、大量の薬物を何度も繰り返し運送していたとして、上訴は棄却され死刑判決となった。
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