養子にむち打ちなど虐待し死亡させた夫婦を逮捕

養子にむち打ちなど虐待し死亡させた夫婦を逮捕
2020年11月18日 13時05分 公開
養子にむち打ちなど虐待し死亡させた夫婦を逮捕

<写真:Khmer Times>

 

16日、シェムリアップ州裁判所は、養子として迎えた6歳の男の子が怠惰だったとして虐待をした夫婦に禁固刑を科した。

事件は11月8日午後7時30分にSvay Loeu区のKantuotコミューンで発生した。

 

同地区の軍警察のKeo Sarith副司令官は、容疑者のプレアヴィヒア州のChoam Khsan 地区で旅団に所属する兵士Hab Phal容疑者(35)とその妻Chhoeung Vin容疑者(35)であることを明した。

同副司令官によると、夫婦は刑法第205条の拷問や虐待を伴う殺人の罪に問われており、有罪判決を受けた場合には終身刑の可能性があるという。

軍警察は14日、養子として迎え入れた男の子を殴打して死亡させたとして夫婦を逮捕していた。
 

容疑者らは2011年に結婚したものの、子供がいなかったため、2015年にプレアヴィヒア州の貧しい家族から幼児を養子として受け入れていた。

近隣住人によると、容疑者らは男の子について、怠惰で手伝いをしないと不満に思っており、殴打していた。

 

事件が発生した8日、死亡した男の子は友達と遊んでおり、家の仕事を手伝わなかったという。

それに対して、夫婦は怒りを募らせ、男の子が帰宅すると家の柱に縛り付けてむち打ちをしたという。

それが原因で男の子が死亡すると、夫婦は近隣住人や警察に対してキャッサバの毒で死亡したと話していたという。

 

しかし、警察が死亡した男の子の体を調べると、顔、脚、手、頭、背中に多くの傷があることがわかったという。 

また、男の子の歯は3本折れており、右腕と右脚の骨折、頭には切り傷が確認され、背中も負傷していたという。

 

Keo Sarith副司令官によると、夫婦はタイの国境にあるChoam Khsan区の軍施設に身を潜めていたという。

夫婦は14日に逮捕され、シェムリアップ州軍警察から州裁判所へと移送されていた。

 

 

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