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<写真:Khmer Times>
クラチエ州サンボー地区で、絶滅の危機に瀕しているマルスッポン100匹がメコン川に放流された。
このマルスッポンの放流は、世界亀の日である23日に、水産局とクラチエ州農林水産局の協力で野生動物保護協会(WCS)によって行われた。
野生動物保護協会によると、2021年の産卵期に産卵地保護チームは巣66個で卵2528個を発見したという。
5月21日時点で、そのうち49個の巣で子ガメ1081匹が孵化している。
うち、968匹は既に放流されたという。
昨年に確認されたのは巣49個から卵1756個だったため、今年は大幅な増加がみられた。
マルスッポンは、別名「カエル顔のスッポン」とも呼ばれるカンボジアではとても希少な種だ。
体の大きさは1メートル以上になることがあり、100年以上生きるものもいるという。
カンボジアでは北部の北部ではメコン川に沿った約50キロの範囲にしか生息していない。
かつては豊富にいたが、数十年にわたって卵が食用目的で乱獲されたため、個体数が激減。絶滅したとも言われていた。
しかし2018年末、クラチエ州の人気レストランの店主のもとに、地元の漁師たちがメコン川で生きたスッポンを捕ったので、買ってほしいと訪ねてきた。
そのスッポンを見た店主は重さや頭の形などから、絶滅したと言われるスッポンではないかと思い、食べるためではなく保護するためにそのスッポンを購入。
その後、店主はメコン・カメ保護センターにこのスッポンを持ち込み、絶滅危機に瀕しているマルスッポンであることが分かったという。
このマルスッポンは、繁殖年齢に達したメスであることがわかり、メコン・カメ保護センターが3カ月間世話をした後、野生に返されていた。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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