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<写真:Khmer Times>
カンボジア南部のリアム海軍基地で新たな建築物が建設されていることが確認され、アメリカ大使館がカンボジア政府に対して抗議する声明を出したとロイター通信が13日に報じた。
リアム海軍基地は、タイ湾の要地に位置しており、中国、台湾、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイの6の国と地域が全部または一部の領有権を激しく争う南シナ海に容易にアクセスできる場所だ。
アメリカの戦略国際問題研究所(CSIS)は12日、8月〜9月に建築物3棟と新しい道路の建設が開始された様子を捉えた写真を公開。
ロイター通信は在カンボジア アメリカ大使館の報道官が声明でカンボジア政府はこの意図と性質、中国軍の役割について十分な透明性を示していないと、中国を名指しで非難したと報じた。
リアム基地を巡っては、昨年、米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)が衛星写真を分析した結果、リアム海軍基地でアメリカ支援で建設した施設が破壊されていたことが明らかになり、中国の軍事利用に便宜を図ることだと懸念が高まっていた。
これについてカンボジア側は、さらなる拡張のため施設を取り壊し、移転するとして中国が独占的に使用するためだという懸念を否定。
2019年7月には、米紙「ウォールストリート・ジャーナル」が、カンボジアが中国による基地の独占的な軍事利用を認める見返りに、中国がインフラ整備をするという密約を結んだと報じていた。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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