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〈写真:khmertimes〉
カンボジア国家薬物対策期間(NACD)は、首都および地方の当局に対し、王国内での電子タバコと加熱式タバコ製品の禁止を厳格に実施するよう要請した。
2月28日、NACDのMeas Vyrith事務総長は、電子タバコと加熱式タバコの輸入・取引禁止に関するセミナーを開催し、直ちに実施すべき3つの新たな対策を紹介した。
第1は、製品の商業化を一切停止し、すべての電子タバコと加熱タバコを没収すること。第2は、電子タバコの売買と輸入を停止すること。第3は、全当局がNACDに対して取締りへ参加したことを報告し、完全かつ正確な報告書を作成できるようにすることとしている。
電子タバコと加熱式タバコは、バッテリー駆動の装置で熱エネルギーを発生させ、装置の中身を蒸気に変えて使用者が吸引するものである。電子タバコは、タバコよりも安全だとして販売されているが、肺がんや死亡につながる可能性があることが研究により示されている。
カンボジア健康運動のMom Kong事務局長によると、近年、ブローカーをはじめとする多くの人々が、ソーシャルメディアプラットフォームでの投稿やライブなどで、電子タバコや加熱式タバコを積極的に販売を行なっている。
また、輸入販売者の中には、販売場所を隠し、カフェなどで隠れて販売したり、商品の交換のためにアポイントメントを取る人もいるという。
電子タバコや加熱式タバコに使用されるeリキッドには、ニコチン、グリセリン、プロピレングリコールなど多くの有害な化学物質が含まれている。
同事務局長によると、電子タバコや加熱式タバコは、節約のためだけではなく、若者同士が親密さを示すために複数人で使用することが多く見られ、新型コロナウイルスをはじめとする様々な感染症を広めるリスクが高いという。
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