シェムリアップ・アンコール国際空港、2023年の開港目指す

シェムリアップ・アンコール国際空港、2023年の開港目指す
2022年07月14日 14時37分 公開
シェムリアップ・アンコール国際空港、2023年の開港目指す

<写真:The Phnom Penh Post>

 

シェムリアップ・アンコール国際空港の開発会社であるアンコール国際空港投資株式会社(AIAI)はアンコール航空会社に対して、複合施設の初期段階の建設を9月30日までに50%、12月31日までに70%完成させることを確約し、2023年の開港を目指していることが明らかになった。

 

プノンペンポスト(電子版)が報じた。

 

カンボジア・アンコール航空のTekreth Samrach氏は新空港の建設現場を視察し、12日の声明で「変電所、燃料貯蔵所、空港管制塔など、いくつかの施設は70%以上完成している」と述べ、滑走路の多くの部分が統合されたと続けた。

 

カンボジア民間航空局(SSCA)のSin Chansereyvutha報道官はプノンペンポストに対し、6月30日時点で空港建設の完成度は33.85%であり、中国政府のゼロコロナ政策により作業に遅れが生じたとコメントした。

 

また、9月30日には50%の完成度に達する予定であるが、中国の制限的な新型コロナウイルス対策により進捗が遅れる可能性があると懸念を示した。

 

同報道官によると、中国の感染防止策により往来が困難となり、建設機械の供給が妨げられ、輸送コストが上昇した結果、特定の資材の価格も上昇している。

 

シェムリアップ・アンコール国際空港は、シェムリアップ市東部のSotr Nikum地区Ta Yekコミューンの70万ヘクタールの敷地に3段階に分けて建設され、総投資額は8億8000万ドル(約1219億6536万円)、そのうち第1段階目だけで5億5000万ドル(約692億9850万円)が割り当てられている。

 

空港の年間利用者数は開港後に約700万人、2030年には約1000万人、2050年には約2000万人になると予測されている。

 

また、年間貨物量も当初の1万トンから2050年には6万トンになる見込みである。

 

 

 

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