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<写真:Unsplash>
法務省出入国在留管理庁がこのほど実施した調査によると、カンボジア人技能実習生は来日前の費用として平均約57万円の借金をしていることが明らかになった。
この調査は2021年12月〜2022年4月の5ヶ月間に、カンボジア、ベトナム、中国、インドネシア、フィリピン、ミャンマーの6カ国約2200人の実習生を対象に実施したものだ。
調査結果によると、来日前に母国の送り出し機関に何らかの費用を支払っている実習生の割合は約85%で、支払った費用は派遣手数料や事前教育手数料、保証金、違約金などの名目で、その平均額は約52万円だった。
国別で見ると、最も支払い費用が多いのはベトナムの65万6014円で、次いで中国が57万8326円、カンボジアが57万1560円、ミャンマーが28万7405円と続いた。
また、来日するために借金をしている実習生は全体の約55%で、借金額の平均は54万7788円となり、借金額が最も多いのはベトナムで67万4480円だった。
カンボジアは2番目に多く、平均56万6889円を借りているという。
調査結果によると、来日前に説明を受けた給料の平均値は14万9146円で、実際に受け取った給料について約79%が期待通りまたは期待より多いと回答している。
一方で、期待より少ないと回答したのは約21%で、理由として残業や休日勤務が少ないこと(回答の約63%)や、給料から税金や保険などが差し引かれることを知らなかった(約33%)ことを挙げている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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