米国、カンボジアにリアム海軍基地プロジェクトについて透明性求める

米国、カンボジアにリアム海軍基地プロジェクトについて透明性求める
2022年08月22日(月)11時15分 公開
米国、カンボジアにリアム海軍基地プロジェクトについて透明性求める

<写真:Khmer Times>

 

アメリカは、カンボジア国防大臣が中国支援による海軍施設の近代化を前進させると述べたことを受け、リアム海軍基地のプロジェクトについて完全に透明化するようカンボジア政府に要請した。クメールタイムズ(電子版)が報じた。

 

在カンボジア米国大使館のStephanie Arzate報道官は、クメールタイムズへのメールで「カンボジア政府は中国がリアム海軍基地で重要かつ進行中の建設プロジェクトに従事していることを認めている」と述べた。

 

4日の会談ではブリンケン国務長官がフンセン首相に対し、海軍基地における中国の活動について完全に透明化するよう求め、「独占使用権を一国に与えた場合は、カンボジアの主権や地域の安全、ASEANの結束を損なう危険がある」と強調したと続けた。

 

また、「我々はカンボジア政府に対して、リアム基地でのプロジェクトの意図、性質、範囲、およびその建設において中国軍が果たしている役割について完全に透明化し、この施設の使用目的について懸念を抱かせるように促す」と述べた。

 

このプロジェクトには、乾ドックや桟橋の建設、滑走路の修復などが含まれているが、カンボジアと中国の両政府は、海軍施設の一部について中国に独占権を与えていることを否定している。中国によると、海軍基地の建設は国内法、国際法、国際行動規範に従った二国間の相互尊重と対等な対話に基づいて実施されている。

 

ティア・バン国防相は、カンボジアは自国を防衛し、国内の秩序と安全を確保するため、軍事装備や武器、弾薬、軍隊の訓練、その他の援助を外国から受け入れる権利を留保していると述べている。カンボジア軍の能力を開発・強化するための努力は、自国の防衛能力を向上させるためであり、どの国に対しても脅威を与えることを意図していないと指摘した。

 

先週、上院外交委員会東アジア・太平洋・国際サイバーセキュリティ政策小委員会委員長のエドワード・マーキー米国上院議員も同様に、スン・チャントール公共事業運輸大臣やその他10数名の政府関係者や議員との会談の中で、リアム海軍基地に中国が使用する施設を中国人民解放軍(PLA)が建設しているという報道に対して懸念を示した。

 

マーキー議員は「カンボジアにおける中国の軍事的野心に懐疑的であるべきで、カンボジア憲法で禁止されているPLAによる使用を目的とした基地建設を阻止するべきだ」と述べた。

 

一方で、カンボジア政府はフンセン首相が5月にアメリカで開催されたASEAN米特別首脳会議で「カンボジア領土に外国の軍事基地は認めない」と述べたことを再確認した。
 

 

 

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