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<写真:The Phnom Penh Post>
12日午後3時35分、フンセン首相は岸田文雄総理と会談を行い、冒頭で岸田総理は「国際社会が多くの難問に直面する中でフンセン首相がASEAN議長として適切に対処し、ミャンマー情勢の事態打開に向けて尽力をしている」として敬意を表した。
これに対し、フンセン首相はASEAN議長国としてのカンボジアへの日本の支援に感謝の意を示し、岸田総理と共に様々な地域・国際情勢への対応について緊密に連携していきたいとした。
また、双方は近年の協力の進展を踏まえ、来年の外交関係樹立70周年を機に二国間関係を「包括的戦略パートナーシップ」に格上げすることで合意した。
安全保障協力については、岸田首相が今後もカンボジアに艦艇を派遣してリアム基地訪問や親善訓練を進めていきたいとし、双方は安全保障分野での様々な協力促進を確認した。
経済関係では、岸田首相は官民を挙げてカンボジアの産業の発展と産業人材育成に協力していく意向を示した。
これに対し、フンセン首相は日系企業によるカンボジア経済・産業への貢献について高く評価し、日系企業の投資をさらに誘致していきたいと述べた。
さらに、岸田首相は日本は引き続きカンボジアの民主的発展を後押しし、来年7月に行われる選挙が自由で公平かつ国民の多様な声を反映した形で実施されることを期待すると述べ、フンセン首相は自由で公平な選挙の実施に向けて努力するとした。
双方は会談後、サイバーセキュリティ案件を含む無償資金協力4件の交換公文の署名、豊田通商とカンボジア経済財政省との間のカンボジアの自動車産業の発展に向けた協業に関する覚書の署名に立ち会い、記者会見を行なった。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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