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<写真:Khmer Times>
フンセン首相によると、ミャンマーの政治危機を解決するには、問題の複雑性から更に5年を要する可能性がある。
ASEAN-EUサミットの共同議長としてベルギーを訪問中のフンセン首相は、ブリュッセルに住むカンボジア人コミュニティメンバーとの会談で「カンボジアは今年のASEAN議長国としてミャンマーの政治危機の解決に尽力してきた。しかし、政治危機はすぐに解決できるものではなく、状況に応じた時間が必要である」と述べている。
カンボジアはミャンマー情勢打開のため、フンセン首相が今年1月に一度、外務大臣兼ASEAN特使のプラク・ソコン氏が3月と6月に二度ミャンマーを訪問していた。
ソコン氏は3回目のミャンマー訪問を予定していたが、今月に入りカンボジア外務省が訪問を見送る方針を明らかにし、「時間的に訪問が難しくなったため、ミャンマーにおける政治危機解決の主導権は来年のASEAN議長国であるインドネシアへ引き継ぐ」と説明した。
ミャンマー北西部のサガイン地域では、国軍と民主派の武装組織「国民防衛隊(PDF)」との間で現在も激しい戦闘が続いている。
調査団体「データ・フォー・ミャンマー」によると、昨年2月のクーデターから今年11月末までに、同地域では家屋約2万7500戸が焼失した。
国連人道問題調整事務所(OCHA)の今月3日の報告書によると、同地域の国内避難民は60万人以上に上るという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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