日本とカンボジアの観光協力強化、直行便再開を促進

＜写真：iStock＞

トン・コン観光大臣と植野篤志駐カンボジア日本大使は12日に会談を行い、両国は二国間の観光協力を強化し、観光客やビジネスマン、投資家の旅行促進に向け、全日本空輸（ANA）による直行便の再開を促進することで一致した。

日本では3月27日からカンボジアや米国、英国、カナダ、シンガポール、台湾といった国・地域籍者を対象に、観光目的での短期滞在査証オンライン申請が可能になった。

オンライン申請がカンボジア人観光客の日本訪問を増加させ、日本人観光客のカンボジア訪問も促進されるという。

植野大使は「日本は観光開発における協力を継続的に拡大し、特に観光分野における人材育成の促進、日本人投資家や観光客の誘致に向け、カンボジアの観光促進にコミットする」と述べている。

ANAは2016年から成田とプノンペンを結ぶ直行便を運航していたが、新型コロナウイルスの影響で2020年4月に運航を休止した。同路線は12月に運航を再開したが、2021年3月から再び運休となっている。

新型コロナウイルス発生前にカンボジアは約20万人の日本人観光客を受け入れ、日本は約2万人のカンボジア人観光客を受け入れていた。

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