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<写真:The Phnom Penh Post>
9日にカンボジア民間航空庁のSinn Chanserey Vutha次官は、11億ドル(約1567億5200万円)を投じたシェムリアップ・アンコール国際空港の初期段階における主要工事進捗が6月に98%を突破し、10月中旬の開港に向けて順調な状況であることを発表した。
同空港はアンコール国際空港投資株式会社(AIAI)が700.06haの敷地にBOT(建設・運営・譲渡)方式で2020年3月に着工・開発を開始し、周辺の約1000haは「エアポート・シティ」として工業地帯や経済特区で構成される。
AIAIによると、同空港プロジェクトの総投資額は2019年の8億8000万ドル(約1253億5300万円)から2022年には11億ドル(約1567億5200万円)に上方修正された。以前の説明では、上方修正後の金額が同空港の全段階に充てられ、当時報告された3つのうちの第1段階と第2段階に5億ドル(約712億2400万円)が費やされることになっている。
また、新空港の開港後に既存のシェムリアップ空港は閉鎖される予定である。
同空港と国道6号線を結ぶ24.5kmの「エアポート・ハイウェイ」の完成進捗は94%であり、9月に完成予定であるという。
アンコール観光ガイド協会のKhieu Thy会長によると、シェムリアップ州の歴史的寺院を訪れる外国人観光客は大半が近隣諸国からの観光客で、依然としてかなり少ない。
同空港は多くの観光客が旅行する第4四半期の初めに開港する予定であるため、同空港によってアンコールワットを訪れる外国人旅行者が増加し、雇用創出と国の経済に大きく貢献することが期待されている。
新たな空港は大型航空機を収容することが可能で、開港後には年間約5万8000便、約700万人の旅客を収容することが可能である。また、2030年〜2040年の間には8万6000便、1050万人に増加する。
年間貨物処理能力は開港後に1万トン、2030年〜2040年の間には3万トンに増加する予定である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。