カンボジア首相：どの国にも味方せず、すべてを歓迎する

＜写真：Khmer Times＞

フン・マネット首相は7日、カンボジアはどの国も敵視せず、投資を希望するすべての国を歓迎すると述べた。

同首相はプレアシアヌーク州で行われた1万5000人の工場労働者との会談の中で、一部の野党政治家が特定の国を支持し、他国を批判する行動を取っていると批判し、国民の混乱と問題に繋がる危険性を指摘した。

ヨーロッパ、アフリカ、中国、中東、ASEAN諸国へ輸出する同国の経済において、友好的な外交政策は不可欠である。

同首相によれば、政府は近隣諸国を含む世界各国との協力関係を築くための複数の政策を設定している。

たとえば、Win-Winの関係を通じた戦争終結政策、外国投資を通じて国民所得を増進する経済政策、外国の開発パートナーとの関係を強化する外交政策が挙げられる。

アジア・ヴィジョン・インスティテュート（AVI）研究指導教員のThong Mengdavid氏は、独立、中立、賢明な外交政策が他国との外交関係の重要な柱であると述べた。

同氏によると、ルールと法律がなければ小国は大国に搾取される可能性が高いため、同国は国益と主権を守るために、多国間主義とルールに基づく国際システムの原則を堅持する必要がある。

外務国際協力省は、奨学金、スタディツアー、交流、知識やアイデアの共有といった、人材開発における全ての国の支援と協力を歓迎すると述べた。

同国はASEAN共同体の強化にも貢献し、ASEANの団結と中心性を保ちつつ、社会経済成長と発展のために外部パートナーとの関係を促進することに取り組んでいる。
 

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