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<写真:Khmer Times>
カンボジアの教育・青少年・スポーツ省は4日、同国におけるフランス語教育の支援・強化策に関する会議を開催した。
同省のKim Sethany事務次官が同会議を主導し、フランス語の教科書、科学科目、学校および高等教育機関でのフランス語教育を強化するための措置が議論された。
同省のKhuon Vicheka報道官によると、会議では高等教育段階と中等教育段階における国全体のフランス語教育や、フランス語普及のための過去および将来の活動の進展といったテーマが協議されたという。
同国はフランス植民地時代から現在まで、経済的にも政治的にもフランスと良好な関係を築いており、教育分野においてフランス語の使用をサポートしている。
歴史学を専門とするSambo Manara教授は、フランス語は同国の歴史的および研究作業において重要な言語であり、カンボジア人は同言語を学び、200年前にフランスが同国で行ってきた活動を理解する必要があると述べた。
また、現在フランス語はASEANやヨーロッパにおける貿易と外交で重要な役割を果たしている。
プノンペン王立大学フランス語講師のPhoeung Kompheak氏によると、カンボジア人がフランス語とクメール語の両方を習得すれば、フランスの教育機関からの奨学金を利用したフランス留学が可能になる。
カンボジアは過去10年間に1200人以上の奨学生をフランスに送り出している。
クメール語国家評議会のHean Sokhom会長は、個人や国家に利益をもたらす限り、言語学習はすべて有用であると述べている。
カンボジアでは多くの学校でフランス語が教えられており、その中にはフランス教育庁の合意に基づいて運営される私立フランス語学校リセ・フランセ・ルネ・デカルト(LFRD)、フランスインターナショナルスクール(EFI)、カンボジアフランス語センター、王立プノンペン大学、王立法経大学、王立カンボジア工科大学などが含まれる。
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