プノンペンでサル痘症例が確認、感染経路は不明

＜写真：Khmer Times＞

カンボジア保健省は、プノンペンでサル痘に感染した男性が発見されたことを発表した。

感染者はセンソック区のペセイ村出身の男性（28）で、11月30日に性器にサル痘と見られる症状が発生し、後に首の右側、頬、前腕、脚に広がった。

その後、国立公衆衛生研究所で検査が行われた。男性は陽性と判定され、病院で隔離されたが、感染源は明らかにされていない。

保健省は感染源の特定、疑わしいケースの特定、コミュニティでの感染拡大防止、男性の居住する村での健康教育キャンペーンを実施している。

同省は医療従事者に対し、病院や保健センターで予防措置を講じ、サル痘の症状が疑われる患者を特定して隔離するように勧告した。

サル痘は性的接触や傷、体液との直接接触などによって人から人へと伝染する。また、出産中や出産後の臍帯を介した母子感染や感染した親との直接接触によっても伝染するという。

保健省は予防措置として、コンドームを使用した性行為、複数のパートナーやサル痘の症状を示す人との接触、患者との物品の共有を避け、マスク着用と定期的な石鹸やアルコールによる手洗いを推奨している。

サル痘が疑われるか確認された個人は隔離されるべきであり、症状がある人はウイルスの検査を受けるために医師に相談するか、115番に電話で相談と助言を求める必要がある。
 

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