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<写真:Khmer Times>
日本の歴史学者であり、第13代上智大学学長の石澤 良昭氏(86)は、アンコールワット遺跡群の保存活動を30年以上にわたって支援し、今後もその活動を続ける意欲を示している。
クメールタイムズ紙の報道によると、同氏は1960年代にフランスの保護領であったカンボジアを訪れた際にアンコールワットに魅了された。
1970年にカンボジアで激しい内戦が勃発し、当時約40人いたアンコールワット保存担当者の多くがポル・ポト政権下で知識人と見なされ殺害されたという。
同氏が1980年にカンボジアを訪れた際、生存が確認された保存担当者はわずか3人であった。
1991年に上智大学が「カンボジア人によるカンボジアの歴史的遺跡の復元」というスローガンの下、カンボジア人を保存家として訓練するプロジェクトを同氏指導の下で開始した。
1996年にはカンボジアに教育施設を設立し、同氏は「内戦によって傷ついた人々の誇りを回復する手助けをしたい」と語っていた。
同年に現地の保存担当者が日本の専門家と協力し、アンコールワット西側参道の修復作業が始まった。
同氏は「30年以上かかったが、今では訓練システムの良い見通しが立っている。今後も我々は引き続き協力を提供する」と述べている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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