カンボジアのアルコール消費、保健省が非摂取を呼びかけ

＜写真：Khmer Times＞

カンボジア保健省はアルコール消費の健康への影響に関する情報を発表し、アルコールの消費は健康と経済、社会に深刻な影響を及ぼすと述べた。

アルコールは摂取後わずか2〜3分で脳に到達し、摂取量に応じて言語の不明瞭化、運動能力の低下、視力の減退、吐き気、意識喪失といった症状を引き起こすことがある。

過度のアルコール消費は意識不明やエイズ、その他の感染症のリスクを高めることも指摘されている。

同省はさらに若者が薬物やタバコの使用に走るリスクを高め、社会道徳からの逸脱を引き起こす可能性があるとした。

アルコールによる副作用としては、暴力、犯罪、個人間の対立、アルコールや医療費への支出、交通事故、その他の損失が挙げられる。

同省は特に若者に対してアルコール消費を避けるように呼びかけており、アルコールを未使用の場合は試さないように、既に使用している場合は可能な限り減らすように勧めている。

また、WHOによると、安全なアルコール消費レベルは存在せず、すべてのアルコール製品が有害であることが示されているという。

運転中や機械操作中、妊娠中、授乳中、健康問題がある場合にはアルコールを避けるべきである。

同省は地方自治体、家族、学校、コミュニティに協力を呼びかけ、教育や啓発を通じてアルコール使用の削減に取り組むよう求めている。

また、法律文書に焦点を当てた多角的な対応や、アルコールフリーの習慣に対する態度の変化も提案した。

地方自治体はアルコール使用の健康影響に関する横断幕広告の管理にも協力するべきであるとしている。

ラインでニュースを受信する