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<写真:Khmer Times>
カンボジア国立銀行(NBC)のデータによると、2023年の預金残高が13.1%増加し、カンボジア人は銀行への貯蓄を増加させていることが明らかになった。
ローン残高も前年比4.8%増の237兆2000億リエル(約8兆5750億円)となっている。
報告書によると、景気回復に伴って銀行システムが引き続き金融セクターを支配しており、信用供与の伸び悩みにも関わらず、銀行は主要経済セクターの活動を支えた。
主要部門のうち、ホテル・レストラン業界への与信は0.6%増とほぼ横ばいであったが、卸売業は4.8%増、住宅ローンは6.4%増、不動産業は16.9%増、建設業は13.9%増を記録した。
しかし、全体的な信用の伸びは4.8%に鈍化し、過去20年間で最低の伸び率となった。
先週開催されたNBCの年次総会でChea Serey総裁は、カンボジア経済は昨年5.5%成長し、リスクにも関わらず、マクロ経済と金融の安定は強固であったと述べた。
信用の伸びは製造業や農業などを後押しする重要な役割を果たし続けているという。
銀行部門とマイクロファイナンス部門の不良債権(NPL)はそれぞれ5.4%、6.7%増加したが、NPL率は依然としてコントロール可能なレベルにあるとしている。
銀行・金融機関は金融包摂の改善を続けており、昨年時点で預金口座数が1890万口座、消費者信用口座数が390万口座に増加した。
銀行システムの流動資産は2023年に843億ドル(約12兆4460億円)に増加し、8.6%の増加となっている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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