カンボジアのマイクロファイナンス部門、23年に51億ドル超を融資

カンボジアのマイクロファイナンス部門、23年に51億ドル超を融資
2024年02月15日(木)10時48分 公開
カンボジアのマイクロファイナンス部門、23年に51億ドル超を融資

<写真:Khmer Times>

 

カンボジアのマイクロファイナンス部門は2023年、157万人のクライアントに対して51億2000万ドル(約7691億6480万円)のクレジットを提供し、904事業所のビジネスネットワークで2万1567人の直接雇用を生み出した。

 

口座あたりでは平均3260ドル(約48万9740円)を創出した計算となる。

 

カンボジアマイクロファイナンス協会(CMA)が13日に融資金融報告で明らかにした。

 

同報告によると、カンボジアの金融セクターは顕著な成長がない中でも、依然として優れた安定性を維持している。

 

実際に2023年の全体的なデータは顕著な発展を証明しておらず、第3四半期と第4四半期にはクレジットサイズのわずかな減少と顧客需要の減少があった。

 

CMAのトンニー報道官によると、マイクロファイナンス部門は依然として重要な役割を果たしており、高所得者、中所得者、低所得者を問わず、全国の市民にさまざまな金融サービスを提供し続けることが可能である。

 

しかし、クレジットやローンは、借り手の収入増加やビジネスの運営の加速に役立つ一方で、財政的負担を増加させる可能性のある両刃の剣のようなものであるという。

 

借り手はビジネスの生産性を向上させるという正しい目的でローンを使用すべきであり、そうでなければローンの利息が将来的に追加の負担となる。

 

ローンの返済は収入の3分の1を超えるべきではなく、将来の不確実性に備えてある程度の余裕を残さなければならない。

 

同報道官は、非常に高い利率を課し、クライアント保護メカニズムを持たない非公式のローン、ローンシャーク、オンラインローンを使用しないよう借り手に呼びかけている。

 

また、同報告書では、4つのマイクロファイナンス預金取扱機関(MDI)が、第4四半期の終わりまでに約201万のクライアントに預けられた合計22億ドル(約3305億円)を受け取ったことも明らかにされた。

 

 

 

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