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<写真:Khmer Times>
プレアシハヌーク州裁判所は、カンボジアでの人身売買、不法監禁、強姦、および人間の臓器売買に関する偽の動画を制作したとして、台湾人男性2人にそれぞれ2年の懲役と400万リエル(約14万7310円)の罰金を言い渡した。
17日の声明で、裁判所のスポークスマンは被告2人が陳能全(31)と呂祖賢(34)であり、観光客として訪れていたことを明らかにした。2人は重罪もしくは社会的不安を引き起こす扇動を行った罪で、カンボジアの刑法第495条に基づいて起訴された。
同州の州内部保安警察局のディム・チャントゥン副局長によると、陳と呂は昨年12月に観光客としてカンボジアに入国しており、目的は人身売買、不法監禁、拷問、強姦、人間の臓器売買に関連する誇張された動画を制作するためであったという。
2月12日に2人はシアヌークビルの建物で誘拐され、不法に監禁され、拷問されたというシーンを演じた動画を制作し、オンラインでライブ配信した。動画では2人がカンボジアの警備員によって拷問される誘拐被害者として描写されていた。
2人の活動は、特に外国人や観光客を含む人々にカンボジアの実際の状況を誤解させ、悪い印象を与えたとされる。
また、2人は2月13日にシアヌークビルのチャイナタウンの建物で別の偽動画を制作し、Facebook上でライブ配信していた。
2人はプレアシハヌーク州の州内部保安警察局によって15日に逮捕された。逮捕後に警察はシアヌークビルのホテルから2台の高級カメラおよびその他の関連資材を押収している。
この事件は国際的な注目を集め、複数のメディアや機関が報道しており、シンガポールの「ザ・ストレーツ・タイムズ」が台湾の「ユナイテッド・デイリー・ニュース」を引用して報じたところによると、陳はカンボジアに到着前の2月初旬にInstagramで「世界で最も暗い角」を探検すると予告し、多くの台湾人が騙されて奴隷にされているとしていた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。