有権者名簿を大幅修正、年末までに約6万人を削除

＜写真：Khmer Times＞

カンボジア国家選挙委員会（NEC）は、2024年の選挙過程の円滑な実施を確保するため、最新の有権者登録リストに対して大規模な修正を行う予定である。

NECは、14日の審査で検出された不一致に基づき、2024年末までに約6万人の名前を削除する見込みであることを発表した。

さらに、NECによると、2024年の新しい有権者リストに22万4000人以上が登録されることが見込まれており、有権者総数は1120万人超となる。

これらの数字は、NEC本部で行われた会議で明らかにされたものであり、会議には関係者が集まり、有権者登録、人口統計、および投票所の変更について議論が行われた。

NECによれば、2023年に作成された現在の有権者リストには、18歳以上のカンボジア国民の89.92%にあたる987万1495人が登録されており、これは次回の有権者登録プロセスの基礎となる重要なデータである。

NEC副委員長のチュイ・チャムナン氏によると、人口統計、推定投票所数、および投票所の場所一覧は、8月21日からNECのウェブサイトで公開される。NECは、18歳以上のカンボジア国民が1121万8,069人に達していると推定しており、そのうち584万8729人が女性であると報告している。

2024年の有権者リスト更新は、現在のリストに登録されている人々が誤りを修正したり、登録場所を変更したり、あるいは初めて登録する機会を提供するためのものであり、特に最近18歳に達した者を対象としている。

このリスト改訂および登録プロセスは、9月1日から11月30日まで実施される予定であり、初期の審査および登録期間は9月1日から16日までの16日間に設定されている。

2024年における投票所数は2万4188に達する見込みであり、これは更新された有権者登録に対応するための調整を反映したものである。

また、NECは、政治団体、協会、非政府組織、監視者、およびメディアが、NECから1つまたは複数のコミューンにおける投票所や登録ステーションの一覧を請求する権利を有するとしている。

2024年の有権者リスト審査および登録のためのマスタープランおよびカレンダーによれば、2023年の公式有権者リストに基づく招待状の配布は、全国の村やコミューンで8月1日から31日までの31日間に行われる予定である。

この招待状の配布の目的は、2023年の公式有権者リストに名前が記載されている人々が、自身の名前やデータを有効なクメール国民IDカードの正式なデータに照らして確認できるようにすることである。

修正が必要な場合、または新しいタイプのクメールIDカードを取得した場合は、コミューンにおける有権者リストおよび登録の審査時に、有権者登録チームと共に訂正を行うことができる。

これまでに、NECは首都および州選挙事務局を通じて、特に村長と協力して6287件の招待状を配布し、これはNECが発行した招待状の63.69%に相当する。

カンボジア人民党（CPP）は同日、全てのグラスルーツレベルに対し、有権者リスト改訂に向けた準備を推進するよう指示しており、特に18歳になった若年層に対して、各コミューンの登録ステーションでの登録を呼びかけている。

CPPスポークスマンのソク・エイサン氏によると、同党はすでに全てのレベルの党組織に対し、有権者リストの改訂に参加するように促している。

一方、王党派のフンシンペック党も、若年層が選挙に参加することで、国の発展に貢献し、繁栄をもたらすと述べ、来るべき有権者登録プロセスへの積極的な参加を呼びかけている。

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