タイでカンボジア人女性惨殺、情愛犯罪の可能性

タイでカンボジア人女性惨殺、情愛犯罪の可能性
2024年09月06日(金)00時00分 公開
タイでカンボジア人女性惨殺、情愛犯罪の可能性

<写真:Khmer Times>

 

タイのロッブリー県パッターナニコム地区で、30歳のカンボジア人女性が凄惨な形で殺害される事件が発生し、地域社会に大きな衝撃を与えている。

 

この悲劇は2日朝に被害者の姉が発見し、直ちに警察に通報したことから明らかになった。

 

パッターナニコム警察署のサンポップ・ポルルアン警察中尉とチャヤチャイ・ナタナカンチョン署長が率いる捜査チームは、ルアムカタンユ財団のボランティアの協力を得て、現場で調査を開始した。

 

被害者は10箇所以上にわたり刺されており、特に首周りに多くの血痕が見られるなど、極めて残忍な犯行であったことが示されていた。

 

ロッブリー県警察の法医学チームも現場検証を行い、被害者の所持品には手がつけられていないことが確認された。

 

テーブルの近くには約3000バーツの現金と1バーツ分の金のネックレスが残されており、これにより警察は強盗目的ではなく、個人的な恨みによる犯行の可能性が高いと判断している。

 

被害者の姉でBフード社に勤務するチャライヨンさんは、夜勤から帰宅した際に部屋の扉が開いているのを発見し、妹が血まみれで倒れているのを目撃した。

 

チャライヨンさんによれば、2人は異なるシフトで働いており、兄がカンボジアに帰国して以降、2人で部屋を共有していたという。

 

警察は、被害者が複数の男性から好意を寄せられていたことや、近隣住民が夜遅くに口論のような音を聞いたと報告していることを受け、強姦未遂や個人的な復讐の線も含めて捜査を進めている。

 

初期の解剖結果では、被害者は顔面や頭部に鈍器による激しい外傷を負っており、さらに顔が著しく損傷していた。

 

これらの傷から、犯人が被害者に強い憎悪を抱いていた可能性が高いと見られており、犯行の動機が金銭目的ではないことが一層明確になっている。

 

被害者の遺体はパッターナニコム病院に搬送され、詳細な解剖が行われる予定である。警察は現在も証拠収集や関係者への聞き取り調査を続けており、犯人逮捕に向けて全力を挙げている。

 

 

 

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