9ヶ月間で麻薬押収量が急増、前年同期比で127%増

9ヶ月間で麻薬押収量が急増、前年同期比で127%増
2024年10月04日(昨日)00時00分 公開
9ヶ月間で麻薬押収量が急増、前年同期比で127%増

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア麻薬取締局(ADP)は10月2日、1月以降の9ヶ月間で薬物関連の逮捕者数と押収された違法薬物の量が大幅に増加したことを発表した。

 

同発表によると、同期間中に1万9655人の薬物関連容疑者が逮捕されており、前年同期の1万4722人に対して33.5%の増加となった。

 

また、逮捕者のうち640人は15か国の外国籍者であった。

 

同期間中に押収された違法薬物の総量は6.1トンに達し、前年同期の2.68トンと比較して127%増加している。

 

押収された薬物の多くは、ケタミン、クリスタル・メタンフェタミン、メタンフェタミン錠、ヘロイン、エクスタシー、コカインであった。

 

2023年8月にフン・マネット首相が就任して以来、カンボジアは違法薬物対策を強化している。

 

同首相は6月の「国際薬物乱用および不正取引防止デー」に際して、違法薬物対策を政府の最優先課題と位置付け、ナイトクラブや娯楽施設での薬物流通と使用を一掃するように地方当局へ指示した。

 

同国では薬物密売人に対する死刑制度は存在せず、80g以上の違法薬物を密売した場合に終身刑が科される可能性がある。

 

 

 

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